機械系CADのカスタム化紹介

始めてみました。

A2-5:エラー表示

 Fusion360スクリプト用サンプルプログラムで実施しているエラー表示方法の説明です。
 1、サンプルプログラムの準備
 2、エラー表示方法
  2-1、コマンドの使用方法
  2-2、動作の確認

 

1、サンプルプログラムの準備

① 「A2-1」の2を参照して新しく 'NewScript2' という名称のスクリプトを作成します。(「説明」、「作成者」の記入は不要です)

 

2、エラー表示方法

 pythonの「traceback」コマンドを使用して、エラー内容をmessageBoxで表示させます。

 2-1、コマンドの使用方法

    

① import文でtracebackモジュールを読み込みます。

② try,exceptを使用して、例外処理(エラー)の準備をします。

③ エラーが発生したときに、messageBoxでtracebackコマンドからの戻り値(エラーの内容)を表示させます。

 2-2、動作の確認

 故意にエラーを発生させて動作を確認します。

①「NewScript2.py」をVisual Studio Codeで開きます。

② 11行目を存在しないコマンド名に変更します。

 

  変更前:ui.messageBox('Hello script')
       ⇓
 変更後:ui.messageBox1('Hello script')

③ 変更内容を「保存」します。

④「NewScript2」を実行します。

⑤ 以下のようなエラーが表示されたら正常動作です。「OK」ボタンでmessageBoxを閉じます。

 



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